2024-10-15
お絵描きタブレット選びのポイント8選!
おすすめの機種も紹介
お絵描き機能が充実したタブレットは、手軽に本格的なイラスト制作をはじめることができてとても便利です。しかし、いざ購入するとなると、どの製品を選んだらよいか迷ってしまうかもしれません。そんな時、いくつかのポイントを押さえておくことで、自分にぴったりの製品が見つけやすくなります。
本記事では、お絵描きタブレット選びのポイント8選とおすすめの機種をご紹介します。ぜひ、タブレット選びの参考にチェックしてみてください。
「お絵描きにおすすめのタブレット」をすぐに知りたい方はこちら!
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お絵描きタブレットの魅力
お絵描きタブレットとは、その名の通り、お絵描きができるタブレットのことです。電源を入れてアプリを開くと、すぐにお絵描きをはじめることができます。パソコンなどへの接続は必要なく、タブレットとペンだけでお絵描きできるので、自宅や外出先など場所を問わず使用することができます。そのため、手軽に本格的なイラスト制作に取り組みたい方には、特におすすめです。
また、お絵描きに限らずタブレットとしても、大画面で動画やゲームが楽しめたり調べ物ができたりと、日常生活のなかでも便利に活躍してくれます。
お絵描きタブレットを使う人とは?
お絵描きタブレットを使う人としては、例えば、以下のような人が挙げられます。
・絵を描くのを趣味としている人
・絵を描いたことのない初心者・子ども
・プロのイラストレーター
お絵描きタブレットは、これからお絵描きをはじめたい初心者の人からプロのイラストレーターまで、幅広いレベルの人に使用されています。
それぞれ、以下で見ていきましょう。
絵を描くのを趣味としている人
絵を描くのが趣味の人や、これから趣味にしたいと考えている人には、タブレットでのお絵描きがおすすめです。
すでに趣味としている人も、ペン対応のタブレットを1台持っておくと今まで以上に手軽にお絵描きを楽しめます(ペン非対応のタブレットもあるので、注意が必要です)。ちょっとしたスキマ時間にも、お絵描きがしやすくなるはずです。
絵を描くのが好きな初心者・子ども
絵を描くのが好きな初心者や子どもがタブレットを購入し、はじめのうちから本格的な環境を整えておくと、モチベーションアップにつながります。
タブレットで身近に絵が描ける環境を作っておくことで、お絵描きやイラストに取り組むハードルが低くなり、上達も早くなるでしょう。
プロのイラストレーター
高性能なハイエンドのタブレットは、本格的なイラスト制作もできるため、プロのイラストレーターにも使用されています。アプリを利用してイラスト制作ができる点は、液タブや板タブと呼ばれるペンタブレットなどにはないメリットです。
また、趣味としてイラストに取り組む人も高級タブレットを使用することで、プロと同様の環境でイラストに取り組むことができます。
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お絵描きタブレット選びのポイント8選
お絵描きタブレットを選ぶときに確認しておきたいポイントとして、以下の8つが挙げられます。
1. ディスプレイサイズ
2. 応答速度(遅延)
3. ディスプレイの解像度・色域
4. 筆圧レベル・傾き感知
5. 使えるペンの種類・性能
6. 防水・防塵性能
7. 処理性能
8. ストレージ
ディスプレイサイズやペンの応答速度、筆圧レベルなど、スペックをひとつずつチェックしておくと自分に合ったタブレットが選びやすくなり、購入後に後悔することなく使えるはずです。
それぞれのポイントについて、以下で見ていきましょう。
1. ディスプレイサイズ
タブレットのディスプレイサイズは、10~11インチほどの標準サイズのものから12インチ以上の大型のものまであります。お絵かき用として持ち運びにも考慮しタブレットを選ぶなら、10~11インチクラスのタブレットがおすすめです。
10~11インチクラスは、作業性も十分に確保しながらカバンにも収まりやすく、外出先でも気軽に持ち歩くことができます。
10~11インチクラス(標準サイズ)のGalaxyタブレットは
一方で、「本格的にイラスト制作に取り組みたい」「持ち運びよりも作業性にこだわりたい」と考えているなら、12インチを超える大画面タブレットが選択肢に入るでしょう。サイズが大きくなるほど画面が見やすくなり、作業スペースが大きくなるので、細かな作業もしやすくなります。
ご自身の重視するポイントを明確にしながら、必要なサイズを選んでいきましょう。
2. 応答速度(遅延)
ペンをタブレットの画面上で走らせてから実際に表示されるまでには、わずかに時間差があります。この時間差(=応答速度)が短いほど、ペンを走らせたときに線が追従する感覚が得やすくなるのです。目安として、25ms以下に対応した製品を選ぶのがおすすめです。
また、ペンに対しての線の追従性を重視するなら、ディスプレイのリフレッシュレートも重要となります。リフレッシュレートとは、1秒間に何回ディスプレイが書き換えられるかを示す数値です。リフレッシュレートが高いほど高速で画面の書き換えがされるので、よりペンに対して線が追従して表示されやすくなります。
一般的なリフレッシュレートの数値は60Hzとなりますが、高速の画面表示に対応するタブレットでは120Hzなどへの対応があります。
▼「リフレッシュレート」についての説明は、こちらをご覧ください。
(Galaxy) ディスプレイのリフレッシュレートを設定する方法を教えてください。
3. ディスプレイの解像度・色域
ディスプレイ表示の綺麗さには、解像度や色域が重要となります。初心者の人も鮮やかなディスプレイを搭載した機種を選ぶことで、よりお絵描きが楽しめるはずです。同じディスプレイサイズであれば、解像度が高いほどより高精細でキメ細かい表示ができ、「画質が良い」と感じられます。目安として、フルHD(1920×1080)以上の解像度がおすすめです。
また、色域が広いものほど再現できる色の範囲が広く、より本来の色合いに近いリアルな色を表現できます。表示できる色数などもタブレットの仕様として確認できることが多いので、注目してみるとよいでしょう。
4. 筆圧レベル・傾き感知
検知できる筆圧レベルがより高精度であるほど、思い通りの筆圧を表現しやすくなり、自在に線の太さや濃淡を調整しやすくなります。筆圧レベルとしては1024段階、2048段階、4096段階などがあります。本格的にお絵描きをするなら、2048段階や4096段階などの筆圧レベルに対応するものを選びたいところです。
また、思い通りの表現をするという点では、傾き感知の有無も重要です。傾き感知の機能があるとペンの傾きによって太さが調整でき、より本物のペンで描いているような自然な書き味に近づきます。
5. 使えるペンの種類・性能
タブレット自体のスペックだけでなく、タブレットで使用できるペンの性能も確認しておきましょう。ペンの充電方法、大きさ、ペン先の仕様などを細かくチェックしておくことで、購入後に「イメージと違った」ということが避けられるはずです。
機種によっては、本体にペンが付属されていたり、さらに高性能なペンが別売りで用意されていたりする場合があります。またペンに対応していない機種もあるので、購入前にお求めの機種がどうなっているのかチェックしておきましょう。
GalaxyのTab Sシリーズには「Sペン」が付属されており、使わないときは背面にマグネットで固定できるのが便利です。
▼「Sペン」についてさらに詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
Sペンについての詳細
6. 防水・防塵性能
外出先や水周りでの使用を想定しているのであれば、タブレット本体やペンの防水・防塵性能もぜひチェックしておきましょう。
iOSタブレットは防水・防塵対応していないので、水回りで使う場合は別途ケースを購入する必要があります。一方で、Androidタブレットは防水・防塵対応している機種もあるのが特徴です。防水性能があると、例えば、外出先で急に雨に降られたときも故障の心配が少なくなります。キッチンなどの水回りでも使用しやすくなるでしょう。
また、公園や動物園、街中などの屋外で絵を描きたい場合は、防塵性能があると安心です。防水・防塵の等級は、防滴レベルからIP68規格などの高いレベルのものまで幅広くあります。そのため、選ぶ際には防水・防塵の有無だけでなく、等級のレベルまでぜひチェックしておきましょう。
7. 処理性能
イラスト用のアプリを動かすだけでなく、普段使いのタブレットとして兼用するうえでも、十分な処理性能が必要となります。そのため、SoC(システム・オン・チップ)やメモリ(RAM容量)を確認しておきましょう。
処理性能にこだわるなら、クロック周波数の数値が高い最新のハイエンドチップを搭載した機種がおすすめです。クロック周波数の数値が高いほど、同じ時間内でより多くの処理をこなせるため、CPUの処理性能に優れているといえます。目安として、2.0GHz以上の製品がおすすめです。
また、処理性能が高いモデルなら、お絵描きが快適に楽しめるのはもちろん、最新ゲーム、高画質な動画の視聴など幅広い用途でサクサク快適に使用できます。
8. ストレージ
イラストを本体にたくさん保存する可能性があるなら、ストレージ容量も重要です。128GB以上など十分な容量があると、ストレージの心配は少なくなります。
また、2024年9月現在、iOSタブレットは対応していませんが、Androidタブレットの場合、MicroSDカード対応でストレージを拡張できる機種もあるので、ストレージが足りなくなったときは、外部にMicroSDに保存したり、かんたんにデータを移動させたりすることもできます。ストレージ容量に不安がある場合はMicroSD対応のAndroidタブレットが有力な選択肢になるでしょう。
Galaxyタブレットは「CLIP STUDIO PAINT」アプリでお絵描きができる
タブレットでお絵描きをするなら、どのアプリを利用するかも重要な要素となります。Galaxyタブレットのユーザーは、「CLIP STUDIO PAINT for Galaxy」アプリを6ヶ月間無料で利用できます。
「CLIP STUDIO PAINT」とは、プロも愛用するイラスト、マンガ、アニメーション制作アプリです。他のグラフィックソフトにはない自然な描き味や美しさが大きな魅力。
また、「CLIP STUDIO PAINT」は、GalaxyタブレットのSペンの筆圧検知に対応し、Sペンならではの幅広い表現を活かしてお絵描きができます。
▼「CLIP STUDIO PAINT」の説明については、こちらをご覧ください。
Galaxyタブレット×「CLIP STUDIO PAINT for Galaxy」
記事で紹介する製品
お絵描きにおすすめのGalaxyタブレット
ここからは、お絵描きにおすすめのGalaxyタブレットをご紹介していきます。
・Galaxy Tab S10+ | S10 Ultra
・Galaxy Tab S9 | S9+ | S9 Ultra
・Galaxy Tab S9 FE|S9 FE+ 5G
・Galaxy Tab S6 Lite 2024(Wi-Fi)
最新のラインナップから使い方に合わせて選択するのがおすすめです。ラインナップは、上位モデルのGalaxy Tab S9|S9+|S9 Ultra(2023年秋発売)とGalaxy Tab S10+|S10 Ultra(2024年10月発売)、標準モデルのGalaxy Tab S9 FE|S9 FE+ 5G、Galaxy Tab S6 Lite 2024(Wi-Fi)の大きく分けて3つの種類があります。これらはいずれもお絵描きに必須の「Sペン」が付属しています。
(ライトモデルのGalaxy Tab A9+はSペンに対応していません)
Galaxy Tab S10+|S10 Ultra
1. ディスプレイサイズ:12.4インチ|14.6インチ
2. ディスプレイの解像度:2800 x 1752|2960 x 1848
3. 色数:約1,600万色
4. 筆圧レベル:4096段階
5. 傾き感知:あり
6. 使えるペンの種類:Sペン対応
7. 防水・防塵性能:本体・SペンともにIP68の防水・防塵に対応
8. 処理性能:クロック周波数=3.4GHz, 2.8GHz, 2GHz
9. ストレージ:256GB~1TB
2024年10月発売の最新ハイスペックモデルのGalaxyタブレットです。Galaxyタブレット内でも最高スペックであり、CPUにはMediaTek Dimensity 9300+を搭載しています。防水・防塵性能は従来モデル同様にIP68規格に対応し、同梱するSペンもIP68規格に対応しています。Sペンは本体にマグネットで装着して充電が可能です。ストレージも最大1TBとなっており、容量の大きなイラストも安心して内部保存が可能です。
ディスプレイは、120Hzのリフレッシュレートに対応するDynamic AMOLED 2X(有機EL)ディスプレイです。従来モデルにはなかった反射防止加工が施されたことで、見やすさが向上しています。
Galaxy AIにも標準対応し、AIスケッチやAIを活用したメモ機能の利便性が向上しています。別売りのBook Cover KeyboardとBook Cover Keyboard SlimにはワンタッチでGeminiを起動できるボタンも搭載され、生産性を高められる上位モデルがGalaxy Tab S10シリーズです。
Galaxy Tab S9|S9+|S9 Ultra
1. ディスプレイサイズ:11.0インチ|12.4インチ|14.6インチ
2. ディスプレイの解像度:2560 x 1600|2800 x 1752|2960 x 1848
3. 色数:約1,600万色
4. 筆圧レベル:4096段階
5. 傾き感知:あり
6. 使えるペンの種類:Sペン対応
7. 防水・防塵性能:本体・SペンともにIP68の防水・防塵に対応
8. 処理性能:クロック周波数=3.36GHz, 2.8GHz, 2GHz
9. ストレージ:128GB~512GB
2023年秋に発売された上位モデルのGalaxyタブレットです。CPUはSnapdragon® 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxyを搭載し、高い処理性能を誇ります。本体の防水・防塵はIP68規格に対応し、厳しい状況下でも使用できる高い耐久性を備えています。同梱のSペンもIP68の防水・防塵に対応しています。ディスプレイは、120Hzのリフレッシュレートに対応するDynamic AMOLED 2X(有機EL)ディスプレイです。日差しの強さによって色味を調整する「ビジョンブースター」もあり、屋外でお絵描きやイラスト作成を考えている方も快適に使えます。
また、別売りのNote Paper Screenをスクリーンに貼ることで、紙の上に筆記するような感覚でメモやノートを取ったり、イラストを描いたりすることが可能です。筆圧レベルが4096段階で傾きの検知もできるので、繊細なスケッチやイラストを描くことができます。
Galaxy Tab S9 FE │S9 FE+ 5G
1. ディスプレイサイズ:10.9インチ|12.4インチ
2. ディスプレイの解像度:2304 x 1440|2560 x 1600
3. 色数:約1,600万色
4 .筆圧レベル:4096段階
5. 傾き感知:あり
6. 使えるペンの種類:Sペン対応
7. 防水・防塵性能:本体・SペンともにIP68の防水・防塵に対応
8. 処理性能:クロック周波数=2.4GHz, 2GHz
9. ストレージ:128GB
Galaxy Tab S9 FE | S9 FE+ 5Gは、カジュアルに使える標準モデルのGalaxyタブレットです。こちらのモデルも本体、SペンともにIP68規格の防水・防塵に対応しています。
また、au販売モデルのGalaxy Tab S9 FE+ 5Gは、物理SIMにも対応しているので、回線契約をして月額料金を払えば、Wi-Fi環境でなくても外出先でネットが使えて便利です。
ディスプレイはDCI-P3色域に対応し、幅広い色の表現が可能です。最大90Hzのリフレッシュレート、ビジョンブースター対応とお絵描きにも最適なスペックを備えています。アイケア認証を取得した目に優しいディスプレイを採用している点も魅力です。お絵描きのアプリには、「Samsung Notes」、「Goodnotes」、「CLIP STUDIO PAINT」などが利用できます。最高品質のディスプレイと描き心地の良いSペンを使った快適な環境の中、アプリ上でイラストに取り組むことが可能です。
Wi-FiモデルのGalaxy Tab S9 FEはSamsungオンラインショップやAmazon、家電量販店で、5GモデルのGalaxy Tab S9 FE+ 5Gはau取扱店やauオンラインショップで販売しています。
Galaxy Tab S6 Lite 2024(Wi-Fi)
1. ディスプレイサイズ:10.4インチ
2. ディスプレイの解像度:2000 x 1200
3. 色数:約1,600万色
4. 筆圧レベル:4096段階
5. 傾き感知:なし
6. 使えるペンの種類:Sペン対応
7. 防水・防塵性能:なし
8. 処理性能:クロック周波数=2.4GHz, 2GHz
9. ストレージ:64GB
Galaxy Tab S6 Lite 2024(Wi-Fi)は、スリムで軽量のボディに、10.4インチのディスプレイを搭載したタブレットです。持ち運びしやすいサイズなので、いつでもどこでも手軽にお絵描きが楽しめます。
また、付属のSペンには、豊富なスケッチ機能が搭載されています。自然な握り心地と、ペン先が着地する際にポインターが付くので、スムーズに絵が描けます。筆圧を感知して太さや濃さを調整でき、リアルな書き心地なのもポイントです。
さらに、本体にマグネットホルダー機能が搭載されているので、簡単にタブレットへ接着して持ち運ぶことができ、紛失の心配も軽減できます。お絵描きのアプリはPENUPを使って、スケッチ、色塗り、絵の共有を行い、自宅での時間を楽しむことができます。
Galaxyタブレットでお絵描き・イラスト制作をはじめよう
お絵描きタブレットなら、機器を手にしたその日から手軽にお絵描きやイラスト制作をはじめることができます。
本格的にお絵描きする環境を整えたいプロのイラストレーターには「Galaxy Tab S9|S9+|S9 Ultra」、お絵描きを趣味としている人には「Galaxy Tab S9 FE|S9 FE+ 5G」、お絵描きが好きな初心者・子どもには「Galaxy Tab S6 Lite 2024(Wi-Fi)」がおすすめです。
さらに、GalaxyタブレットとSペン、そして「CLIP STUDIO PAINT」のアプリを組み合わせて使うことでより一層お絵描きを楽しむことができます。ぜひご自身にぴったりの一台を見つけてみてください。
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