写真の基本の構図10選! 撮影時のポイントを覚えて上手くなろう
2024-01-01
日常の写真や旅行先での写真をもっと印象的に撮影したいと考えているなら、基本的な構図を活用してみることをおすすめします。構図を上手く取り入れると、本格的でプロさながらの写真を撮影できます。使う構図によっても、写真を見る方が受ける印象は大きく変わってきます。ぜひ構図の種類とその効果の知識を身につけ、いつもの写真撮影に役立てていきましょう。
本記事では、写真の基本の構図10選を紹介します。
目次
写真の撮影で構図が重要な理由は?
写真の撮影で構図を意識すべき理由としては、以下のようなものが挙げられます。
● バランスが良く調和のとれた写真を撮影するため
● 視覚的なインパクトを高めるため
● ストーリー性のある写真にするため
● プロの写真家が撮影したような写真に近づけるため
構図を取り入れることで写真全体のバランスが良くなります。構図によっては被写体に視線を引き付け、インパクトを与えることも可能です。また、構図を上手く活用すると、視線に動きを生んだり、対比を強調したりして写真にストーリー性を盛り込めます。
構図を意識することは、プロとアマチュアの差になる部分でもあります。構図を意識することで、プロが撮影したような写真に一歩近づけるでしょう。
構図を意識した写真撮影をする際のポイント
構図を意識した写真撮影をする際には、基本的なポイントとして以下の3つを意識しておきましょう。
● 要素を詰め込み過ぎずシンプルに撮影する
● 水平や垂直を意識する
● グリッド線も必要に応じて活用する
まずは、各構図の効果を意識しながら、必要以上に多くの要素を詰め込み過ぎずに、シンプルに撮影していくことを心がけましょう。
構図を取り入れて写真を撮影する際には、水平や垂直を意識することも基本です。たとえば、空と海の境界が斜めになったり、ビルが少し倒れていたりすると、写真全体が傾いて見えます。構図によってはその限りではありませんが、基本的なポイントとして意識しておきましょう。
水平・垂直や構図を意識する際は、グリッド線の活用も有効です。多くのスマホでは、撮影のプレビュー画面に縦横の補助線(グリッド線)を表示できるため、活用しましょう。水平・垂直や被写体の配置が確認しやすくなります。
写真を撮影する際に知っておきたい構図10選
写真を撮影する際に知っておきたい構図としては、以下が挙げられます。それぞれの構図の特徴と撮影のポイントを見ていきましょう。
● 二分割構図
● 三分割構図
● 四分割構図
● 日の丸構図
● トンネル構図
● 対角線構図
● 三角構図
● S字構図
● 放射線構図
● 斜め構図
二分割構図
写真を水平に二分割する構図です。空と大地、空と海で二分割するなど、風景の撮影によく使われます。風景などをシンプルに見せることができ、広がりや安定感も生まれます。
分割構図では、水平をキレイに保って撮影できるかがポイントです。二分割された上下で、色合いが対照的であったり、対比が出ていたりするとより印象的な写真に仕上がります。
三分割構図
縦と横のそれぞれに三分割する構図です。たとえば風景写真では、境界線を中央ではなく、上下どちらかの三分の一のラインに配置することで、1つの要素を強調できます。2つの要素を均等に強調する二分割構図とは異なる印象の撮影が可能です。
また、被写体を交点にあたる位置に配置することで、被写体に視線を引き付けながらバランスよく写真を見せることができます。写真全体をスッキリ見せたい、被写体の背景の雰囲気も伝えたいといったときも三分割構図が使えます。
四分割構図
縦と横のそれぞれに四分割し、被写体を交点に配置して撮影する構図です。三分割構図より被写体を外側に配置することになるので、背景を大きく見せて空間の広がりを表現できます。基本的な構図である三分割構図とは違った印象の写真を撮影したいときに四分割構図が使えます。
四分割構図では、ラインの数が多くなる分、被写体を交点に置いた撮影が少し難しくなりますが、何枚も撮影しながら感覚を掴んでいきましょう。
日の丸構図
被写体を写真の真ん中に配置して撮影する構図です。面白みに欠ける構図として紹介されることも少なくありませんが、被写体をシンプルに強調できるメリットはあります。日の丸構図を使うときは、被写体にインパクトがあることが大前提です。
日の丸構図では斬新さを感じるような印象的な写真を撮影することは難しいですが、ほかの構図と組み合わせたり、余白を効果的に使って表現をしたりなど、ちょっとした工夫をプラスすることで魅力的な写真に仕上げることができます。
トンネル構図
トンネルの中から奥の景色を覗き込むようにして撮影する構図です。奥にあるメインの被写体を、手前にある前景で額縁のように囲んで撮影します。
たとえば、建物の影やトンネルの中から奥の明るい風景や被写体を撮影すると、明暗のコントラストが強調された印象的な写真が撮影できます。ピントも奥の被写体に合わせることになるため、写真を見る人の視線も自然と奥に向かうように誘導できる構図です。
対角線構図
対角線上に被写体を配置して撮影する構図です。カメラを傾けたり、あるいは斜めに並ぶ被写体を見つけたりして撮影します。斜めのラインを取り入れることで、写真に動きが生まれます。
対角線構図では、必ずしも頂点を結ぶ対角線である必要はなく、写真のなかに斜めのラインを作ることがポイントです。対角線に合わせて被写体を前後に配置すると、奥行き感を生み出すこともできます。
三角構図
被写体を三角形の頂点に配置するか、被写体自体を三角形にして撮影する構図です。たとえば、テーブル上の料理を三角形の頂点に配置して撮影すると、一つひとつの料理に目を引きながら、写真全体にバランス良く収めることができます。
また、建物を地上から見上げる形で、最上部から地上へ向かって末広がりの三角形で撮影すると、安定感のあるどっしりとした印象の写真が撮影できます。建造物の重量感や力強さを表現したいときに効果的です。
S字構図
川の流れ、道路などのS字のような曲線を際立たせて撮影する構図です。自然の生み出す美しい曲線のラインを強調したり、視線を風景の全体に誘導したりする効果が期待できます。
放射線構図
写真のなかの収束点から放射状に広がる構図です。放射線構図は、その場の奥行きを表現したいときに有効です。たとえば、道路やレールが一点から広がるように撮影すると、はるか遠くからこちらに向かって続いていく様が表現できます。
放射線状に広がるラインに電車や人などを配置すると写真に動きも生まれます。収束点をどこに持ってくるかを考えながら最終的な構図を決めていきましょう。
斜め構図
被写体を斜めに配置し、ダイナミックさや動きをつけて撮影する構図です。斜め構図は、水平をあまり意識せずに、バランス良く被写体を収めることで、意外な効果を出すことができます。広角レンズで被写体に近づいて利用すると、より効果的に撮影できる場合があります。
基本の構図を知ってもっと写真撮影を楽しもう
構図を意識して写真を撮影すると、バランスが良く調和のとれた写真に仕上がり、視覚的なインパクトを与えることもできます。写真にストーリー性を盛り込んだり、視線を誘導したりするうえでも、構図が役立ちます。
各構図の効果や撮影のポイントを押さえて、ぜひいつもの写真の撮影にも構図をうまく取り入れていきましょう。
スマホで写真を撮影するなら「Galaxy S23シリーズ」や「Galaxy Z Flip5」、「Galaxy Z Fold5」がおすすめ
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フラッグシップモデルの「Galaxy S23 Ultra」は2億画素のメインカメラを搭載するほか、光学10倍、デジタル10倍で最大100倍のデジタルズームにも対応しており、月もキレイに撮影できます。
また、「Galaxy S23シリーズ」では、Galaxy端末専用のカメラアプリ「Expert RAW※」も利用可能です。ISO、シャッター速度、ホワイトバランス、露光、フォーカスなどの細かな撮影設定ができ、より本格的な写真撮影が可能です。
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