海の写真の撮り方を紹介! スマホカメラで上手に撮影するコツも解説

2024-01-01

光できらめく波、空を映す真っ青な海面、遠くまで続く白い砂浜など、海の景色をイメージどおりに撮影したいと感じる方もいるかもしれません。スマホのカメラアプリの設定や、構図(アングル)の工夫によって、誰でも簡単に海での撮影をレベルアップさせることができます。

本記事では、身近なスマホで海をキレイに撮影する方法やコツを紹介します。

目次

海で写真を撮影するときにおすすめのスマホ設定

海で写真を撮影するなら、まずスマホのカメラアプリの設定を変更しましょう。

スマホアプリには撮影をサポートする便利な機能が複数ありますが、ここでは海での撮影でとくにおすすめの設定を紹介します。

グリッドラインを表示する

グリッドラインとは、スマホのディスプレイにタテと横のラインを表示して、撮影するときに水平や垂直を確認できる機能です。カメラ越しに見える景色にラインが引かれるため、構図(アングル)を考える参考にもなるでしょう。

グリッドラインを基準にすると、傾きのない構図の安定した写真が撮影できます。また、構図の軸を水平にするか、垂直にするかを変えるだけでも、写真の雰囲気が変わるでしょう。

さらに、2分割と3分割などグリッドラインの種類を使い分けると、新しい構図のアイディアが生まれ、写真のバリエーションも増やせます。

スマホのグリッドライン設定は次のような方法で行います。

● Androidスマホ
カメラアプリを起動して「設定」をタップし、下にスワイプして「グリッドライン」の項目をオン

● iPhone
「設定」をタップし、「カメラ」に入って「構図」の項目内にある「グリッド」をオン

AE/AFロックで明るさを調整する

海の撮影では、真昼の強い太陽光、夕暮れどきのやわらかな色など、天気や時間帯によって明るさを調整することが大切です。

スマホのカメラアプリは自動で明るさを調整してくれますが、明るいところほど暗く、暗いところほど明るく撮影する性質があります。そのため、光の強弱によっては、全体が白とびしたり暗くなったりしてしまう可能性があります。

そこで活用したいのが、AE/AFロックです。自分でピント(AE)と明るさ(AE)の基準を選べる機能で、ディスプレイ上で基準にしたいところを長押しすると設定完了です。

例えば、海に沈む夕日のオレンジ色をキレイに撮影したい場合は、いちばん色が鮮やかな部分をディスプレイ上で長押しします。鮮やかな部分に色を合わせることで、夕日が際立ち、印象的な写真が撮れるでしょう。

フィルターで色調を調整する

海や空の色味を鮮やかに撮影したい場合、写真全体の色調を変えることができるフィルター機能を使用するのもおすすめです。フィルターはカメラを起動した際に設定できるほか、後から編集で反映することも可能です。

青みがある寒色寄りのフィルターを使用すれば、海や空の青色がより際立ちます。コントラストがはっきり出ることでダイナミックな印象の写真になるでしょう。

スマホで海をキレイに撮影するコツ

海は時間とともに表情を変えるため、目で見たままの美しさをそのまま写真におさめるのは難しいと感じるかもしれません。しかし、いくつかのコツを押さえると、ワンランク上の写真が撮れるようになるでしょう。

ここでは、スマホで海をキレイに撮影するコツをお伝えします。

構図(アングル)は水平を保つ

海などの風景写真の基本は「水平」の構図(アングル)です。横のグリッドラインで水平を確認しながらの撮影を意識しましょう。

水平が取れていない写真はバランスが悪く見え、安定感に欠けてしまいます。また、水平にすると実際に目にした風景にイメージを近づけられます。

日差しの向きを意識する

太陽の向きや光の当たり方で写真の仕上がりは変わるため、海で撮影するときは、日差しの向きを意識します。

「順光」は被写体の正面からあたる光です。光をしっかり受けるためコントラストが強くなり、海や空の青さが際立った鮮やかな写真が撮影できます。手前に落ちる自分の影に注意しながら、海ならではの青色を撮影しましょう。

一方で、「逆光」は被写体の後ろからあたる光です。人物写真では顔が暗く写りやすくデメリットになる逆光も、風景写真ではふんわりやわらかな雰囲気を出せます。

逆光で海を撮影する場合は、夕日の時間がおすすめです。人影や灯台のシルエット、海面や砂浜のきらめきが印象的な写真を撮れます。

時間帯を意識する

せっかく海を撮影するなら、時間帯にもこだわった特別な1枚を狙うのもおすすめです。

とくに朝焼けと夕暮れの海は格別です。朝焼けの海は、日の出前から少しずつ白んでいく透明感ある空、朝日を映し出し、人の少ない時間もあって幻想的な写真に仕上がります。

夕暮れの海は青からオレンジ、紫へと刻一刻と変化していく空を映し出し、ドラマティックな写真が撮れるでしょう。

仕上がりがワンランクアップ!海の撮影におすすめの構図(アングル)

水平線の続く風景は海の魅力のひとつですが、いざ写真にするとのっぺりとした印象を与えてしまうこともあります。海らしい臨場感や奥行きを写真でも伝えたいなら、構図(アングル)選びが重要です。

そこで、スマホで映える海写真を撮影するときにおすすめの構図を紹介します。

被写体を中心からずらして写真に動きを出す

写真のど真ん中に被写体を置く構図は「日の丸構図」と呼ばれます。撮影しやすく安定感のある構図ですが、海の写真がのっぺりと見える原因になることもあります。

写真に躍動感を出したいなら、あえて被写体を真ん中から少しずらすと良いでしょう。人物、サーフボードや浮き輪などのアイテムなどの被写体を、真ん中から上下左右のどこかへずらすだけで印象が変わります。

グリッドラインを活用してずらす位置をいろいろ変えて撮影するのもおすすめです。

海の広がりや奥行きをアピールする

グリッドラインを意識した構図は、海の広がりや景色の奥行きを表現するのに役立ちます。

たとえば、ディスプレイの左下から右上へグリッドラインの対角線上に海岸線が斜めになるように撮影すると、写真に奥行きが生まれます。このとき海岸線をS字になるように配置すると、海岸線の長さが際立ってさらに奥行きを強調できます。

横のグリッドラインを使って、海と空の割合を変える方法もあります。海を1/3で空を2/3の割合で撮影すると空の開放感を、海を2/3で空を1/3の割合にすると海の広がりをアピールできます。

ローアングルで波のきらめきを主役にする

波のきらめきを写真に残したいなら、ローアングルがおすすめです。視点を同じ位置まで落として撮影すると、きらめく波を主役にした幻想的な写真に仕上がります。

波打ち際でとくにきらめく場所を見つけて、スマホを水面ギリギリの位置にかまえるのがポイントです。砂浜から海へ続く足あと、砂浜に流れついた貝殻なども、ローアングルで撮影すれば写真の主役に生まれ変わります。

スマホを使って海で撮影するときの注意点

海でスマホを使うと、取扱いによってはスマホのトラブルを招く可能性があります。

ここでは、スマホを使って海で撮影するときの注意点を解説します。

スマホを海に落とさないように注意する

スマホを海に落として海水に浸からせてしまうと、故障の原因になる恐れがあります。近年は高い防水性能を搭載したスマホも多いですが、海水がどんなトラブルを招くかわかりません。撮影に夢中になってうっかり落とさないように注意しましょう。

もし海に落としてしまってもすぐに適切に対処すれば故障を避けられる可能性もあります。次の対処法を覚えておくと良いでしょう。

①スマホの電源をオフにして、ケースやバッテリー、USIMカードなどを取り外しておく
②キレイな水に約1~3分浸して、塩分や砂など異物を取り除く
③乾いた清潔な布で水分をできるだけ取り除く(充電ポートやイヤホンジャックは綿棒を使うと良い)
④風通しの良い場所や扇風機などの冷風のあたる日陰で自然乾燥させる

ただし、すぐに対処を行えば改善するとは限らないため、スマホに不具合が生じたら早めに修理を申込みましょう。

また、防水ケースを使用するのも方法のひとつです。水に濡れるリスクを軽減できるだけでなく、ケースの透明度が高ければ水中での撮影も可能になります。

ストラップで首からかけられるタイプや耐久性が高いハードケースタイプなどの種類があるため、自分に合った種類を選ぶと良いでしょう。

こまめにレンズを拭く

高性能なスマホのカメラも、レンズが汚れていてはキレイな写真を撮影できません。レンズのあるスマホ背面は常に手が触れる部分なので、気づかないうちに手の汚れがつく場合があります。さらに海でスマホを使っていると、潮風で運ばれた塩分や砂が付着してしまう可能性も考えられます。

湿気を含んだホコリや潮風による汚れは放っておくとこびりつき、取れにくくなるため、レンズはこまめに拭きましょう。

スマホが高温になったら撮影を止める

日差しを遮るもののない海での撮影では、長い時間スマホが炎天下にさらされがちです。高温環境でカメラアプリの起動を続けていると、スマホが放熱できず高温になる場合もあります。

熱くなった状態でのスマホの利用は、アプリが正常に起動しないなどの不具合や、スマホの本体やバッテリーが劣化するなどのトラブルの原因になりかねません。スマホやアプリの使用をやめる、冷却シートなどでこもった熱を取り除くなどして、早めに熱を取り除くことが大切です。

カメラを太陽に直接向けないように注意する

海と太陽を一枚の写真におさめたいような場面もあるかと思います。太陽の強い光をカメラに向けると、スマホに搭載されているカメラのセンサーにダメージを与える恐れがあります。

海と太陽を同時に撮影する際は、カメラを太陽に直接向けないようにしましょう。

人物の写り込みに注意する

海水浴の時期など周囲に人が多いときは、とくに人物の写り込みに注意が必要です。

個人の特定ができるくらい顔や後ろ姿などがはっきりと写り込んでいる場合は、インターネットに写真をそのままアップしないように気をつけましょう。

対策としては、人が少ない時間帯に撮影をするか、後から編集アプリで写り込んだ人物を消す・ぼかすなどの加工を行うようにしましょう。

海での写真撮影はスマホの設定と構図(アングル)が大切

スマホを使った海での撮影は、グリッドラインを設定して水平を保ち、ディスプレイの長押しで明るさを調整するだけで、仕上がりが変わってきます。さらに、海ならではの奥行きや臨場感を感じさせる構図(アングル)にすると、プロのような印象的な写真が撮影できます。

ただし、潮風に運ばれる塩分や湿った砂で傷めることのないように、海でのスマホの取扱いには注意してください。

刻一刻と表情を変える海を撮影するのは楽しいものです。撮影のポイントを押さえながら、天気や時間、被写体に合わせて、自分らしい1枚を撮影しましょう。

最新のカメラが搭載されたGalaxyのフラッグシップスマートフォンがおすすめ

海でキレイな写真を撮影するなら、Galaxyの「Galaxy S23シリーズ」、「Galaxy Z Fold5」、「Galaxy Z Flip5」がおすすめです。

超広角レンズを備えたGalaxyのフラッグシップモデルのため、目の前に広がる海の広さや奥行きを強調し、ダイナミックな写真を撮影できます。スマートOIS(光学手ブレ補正機能)とVDIS機能(デジタル手ブレ補正)により、夕暮れどきにもブレのないクリアな風景写真を撮影可能です。

また、海から太陽の照り返しがある場合、ポートレートモードで背景に海を配置して人物を撮影することで、光の大きなボケのある印象的な写真の撮影ができます。

※記事内で使用されている画像はイメージです

ITライターの伊藤浩一さんのプロフィール画像 ITライターの伊藤浩一さんのプロフィール画像

執筆者

伊藤浩一

月間30万PVを超えるブログを運営。
発信力が強みのITライター。
ブログ「伊藤浩一のWindows Phone応援団(旧W-ZERO3応援団)」主宰。
モバイルユーザーとしてレビューを毎日掲載しながら、日本のスマートフォンシーンの盛り上げを行い、アクセス数は月間30万を超えるブログとなっている。WEBニュースへの寄稿、モバイル関連書籍の執筆など多方面で活動している。

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